メニュー考案者の声

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糖尿病は、血糖コントロールが良好であればけっして怖い病気ではありませんが、血糖コントロールが上手くいかない状態が長く続くと網膜や神経、腎臓に合併症が出て、身体に負担がかかってきます。 糖尿病の根治は難しくても、合併症が出ないように血糖値をコントロールしていただきたいと思い、全体のエネルギー(カロリー)は抑えつつ三大栄養素のバランスに配慮してます。

管理栄養士

慢性腎臓病になると、やはり根治は難しくしかも進行して腎臓機能が低下していきます。その進行を少しでも緩やかにしていただきたいと思い、たんぱく質や塩分を適量に抑え、かつエネルギーは充分摂れるように献立を作成して、調理方法を選んでます。

食事療法が必要なご本人様の健康管理と同時に、食事の支度をされるご家族の方の負担が少しでも軽くなるようにという思いもあります。どの家庭でも食卓に上がるような定番の料理は、成分調整をすることで、ご家族と一緒のお料理を食べられますよというメッセージ、目先の変わった料理は、こんな調理方法もいかがでしょうかという提案を込めてお作りしています。

H18.9から7年間にわたり、人工透析クリニックの中で透析食を作らせて頂いておりました。その時に、患者様と透析クリニックの管理栄養士様、看護師様からいただいたお声、アドバイスが今の療養食に反映されています。

消化・吸収は、食べ物を口に入れた時からではなくて、料理を見た時から始まります。「美味しそう」という感情で、唾液の分泌や胃腸の動きが活発になり、食材の吸収を高めようとする準備が始まります。そのためにも「美味しそう」と思える彩りを大切にしたいと考えます。

新商品は定期的に出していますが、試作をして出来栄えに納得がいかない場合は作り直しをしながら、試作と試食を重ねています。また、特定の者が献立を作っていると、料理方法や使う食材が偏ってくるので、スタッフに普段家庭で作っている料理を募って取り入れるようにして、120献立以上レパートリーを広げていますので、この機会に「お試しコース」をご検討頂けましたら、幸いでございます。

最後になりますが、この度は「メニュー考案者の声」をご覧頂き、誠にありがとうございます。どうぞ、今後とも「メディカル・クック宅食便」を御ひいき賜りますよう、何卒、宜しくお願い申し上げます。

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