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塩分制限食のアドバイス
血圧は心臓が送り出す血液の量と、それが流れる末梢血管の抵抗によって決まります。 何かの原因で血液量が増えたり、末梢血管の抵抗が強くなると血圧が上昇します。これが高血圧です。
高血圧は進行すると、日本人の死因の上位を占める心臓病や脳卒中を引きおこす原因になります。
お薦めの食事メニュー
- 普段から魚、肉、卵、大豆製品、乳製品など、たんぱく質を偏りなく適正に摂ることが大切です。
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カルシウムは必要量が補充しにくいミネラルのひとつです。
カルシウムが多く含まれる乳製品、小魚、海藻などを忘れずに摂取しましょう。 -
不飽和脂肪酸とは、魚や野菜に含まれるコレステロールを下げる作用がある脂肪です。
動物性の油ばかりでなく、植物性の油や魚油も摂るよう心掛けてください。 - 食物繊維の中でも、特に海藻に含まれる食物繊維がよいといわれてます。
塩分制限食のポイントは、その名の通り「塩分控えめ」、そして「薄味」にあります。
ここでは、塩分を抑えながらもひと味違う調理のコツをご紹介します。
- 食品の持ち味を活かす!
- 減塩にすることで食材を活かした献立の工夫と、素材本来の風味を楽しみましょう。
- ダシで味つけする!
- 天然ダシ(昆布・カツオ節・椎茸など)の旨味成分を上手に使えば、醤油など塩分の多い調味料を減らせます。
- 香味野菜で味にアクセントをつける!
- みつ葉・青じそ・生姜・にんにく・ネギ・セロリなど香りの強い野菜を使うと、塩味が薄くても味に変化をつけられます。
- 酸味を利用する!
- 柚子・レモン・酢だち・橙など酸味の強い果汁や酢を使うと、薄味でもサッパリと召し上がれます。
- ごまやクルミで香ばしさを出す!
- ごま・クルミ・ピーナッツなどで和えると、その香ばしさが少ない塩味にコクをプラスしてくれます。
- 油(植物油)を上手に使う!
- 油料理は全般的に塩味が少なくても、シッカリした味つけに感じます。
- 香辛料を効かせる!
- カレー粉・ワサビ・胡椒・からし・ハーブなどを使うとスパイシーな料理になり、塩分が少なくて済みます。
- 割り醤油を使う!
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醤油をダシで2倍くらいに薄めた「割り醤油」を作ります。
お浸しや焼き物などにかけると、減塩でも旨味の効いた料理ができます。 - ソースやケチャップを使う!
- ソースやケチャップは塩の含有量が少なく、醤油の半分以下の塩分量で済みます。
- 塩味は重点的に使う!
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何品かあるおかずのうち、1品にだけ塩味を効かせると食事にメリハリを出すことができます。
※塩分の摂取量は、医師または担当の管理栄養士さんの指示に従いましょう。